風味を感じられる「そば味」を目指して

お蕎麦は「挽き立て」「打ち立て」「茹で立て」で風味と、のど越しを大切にしております。
そば粉は、産地や生育した環境により違い、そば粉のブレンド(御膳粉・挽きぐみ・2番粉・甘皮粉など)や粗挽きから細粉など製粉工場と二人三脚で行っております。
配合する際は、今まで培ってきた経験と知識を活かし、その日の気温や湿度なども考慮しながら配合する量を決めています。

また、めんくいのそばは通常よりも少し長く「長生き」に通ずるよう願っております。

それぞれのそば粉をブレンドしてこね鉢に入れた様子

ダシとのコミュニケーション

めんくい出汁のこだわり。水は、浄水器でミネラル分を残し塩素除去したものを使用し、そこに昆布・椎茸・鰹節で出汁を引いております。
宗田削り、さば削り、うるめ鰯削りを使用し厚削りと薄削りで風味とコクを抽出する為、出し釜の火加減(出汁引きのコミニュケーション)で綺麗に全体を対流させ、丹念に灰汁取し、琥珀色の風味豊かな「こだわりの出汁」が完成されます。

大きい鍋にたっぷりと鰹節を入れていく様子

熟成させるめんくいの返し(めんつゆ)

めんくいのざる汁。たれは蕎麦屋の一生の課題と捉え醬油は、今を遡ること天明年間に醸造家高田伝兵衛直伝の製法を今に守り続けている山口県柳井市より取り寄せた甘露醤油(再仕込み醤油)を使用。
その甘露醬油に火をいれミネラル分の多い砂糖と味醂を加えゆっくり熟成させます。

大豆・塩・麴が出会って三年を越える年月が「お蕎麦」の味わいを豊かに寄り添ってくれる「垂」が出来上がります。蕎麦屋では「返し」とも呼んでいます。

大鍋を使い、再仕込み醤油を作っていく様子

信楽焼の特製土鍋の味をご賞味ください

日本六古窯の一つにも数えられる信楽焼で、窯元に特注した土鍋を使用。

深みのある土鍋は使い込む程に出汁が染み込み味わい深く、煮込みうどんを、より一層魅力的な鍋焼きうどんに仕上げてくれます。

年季の入った信楽焼の器で作った鍋焼きうどん

安心てお食事していただくために

めんくいでは、皆様に安心してお食事をしていただくために、「HACCP(ハサップ)の考え方を取り入れた食品衛生管理」に取り組んでおります。
食材の適切な管理はもちろんのこと、店内を清潔に保つために、徹底した清掃を行っております。

また、新型コロナウイルス感染症拡大防止の為、店内に消毒液の設置や定期的な換気など、様々な感染予防策も実施し、皆さまに安心してお食事をしていただく為に、衛生管理をしっかりとしております。

ケースに入れたHACCPの認定証